仕事と介護の両立をサポートするアドバイザー

高齢者に関わる年金・介護・保険など、市区町村や国の制度は多様化しており、高齢者や家族にとってその申請や手続きはとても複雑です。
家族に介護が必要になっても、収入源を確保するためには仕事を続けなければなりませんが、職場の理解がなければストレスも増してしまいます。
超高齢社会の問題を背景として、2015年1月に誕生したのが、“シニア福祉アドバイザー”です。
 

シニア福祉アドバイザーとは

シニア福祉アドバイザーは、厚生労働省認可「財団法人職業技能振興会」の認定資格。
高齢者に関わる年金・介護・保険など必要な制度を理解し、一人ひとりの生活環境を把握したうえで適切な助言や、ケアマネジャーなどの専門家につなげるプロフェッショナルです。
生活のトラブル問題、見送り、その後の手続き方法などをしっかりと理解し、助言を行い高齢者が安心して暮らせる環境のサポートをします。

企業向け講習会もスタート

超高齢社会を迎えた日本では、家族の介護に不安を抱える従業員の増加や介護のための離職が問題となっています。
総務省の2012年就業構造基本調査によると、介護をしている雇用者は約240万人、過去5年間に介護・看護のために離職した人は約49万人です。
企業内のシニア福祉アドバイザーは、悩みを抱える従業員の相談に乗ることでストレスを軽減したり、適切な助言やケアマネなどの専門家につなげることで、仕事と介護の両立を支援することが期待されています。
講習会では、1企業内で30人程度の従業員を対象とし、約1時間半の講座を実施後、検定試験を行います。
  

取得までの流れ

初級と上級がありますが、上級については詳細が決まり次第発表されることになっています。
認定試験合格後、認定登録料として2,000円を別途納めることで、認定証が交付されます。

シニア福祉アドバイザー(初級)

高齢者を取り巻く環境や制度などの基本的な部分を学ぶもので、誰でも受験が可能です。
出題形式は35問のマークシート方式、問題総得点の7割以上が合格基準となっています。
第2回試験は2015年5月31日(日)に開催され、試験日の午前中には試験対策講習が開かれます。
 

第2回 シニア福祉アドバイザー(初級)認定試験要項

・願書送付期限:2015年4月30日(木)
・受験料振込期限:2015年4月27日(月)
・試験日:2015年5月31日(日) 14:00~15:10
・試験会場:東京(東京都トラック総合会館)・名古屋(TKP名古屋伏見ビジネスセンター)・大阪(追手門学院 大阪城スクエア)
≪出題範囲≫
・日本の高齢者を取り巻く環境
・高齢者を支える社会保障制度
・高齢者の生活を支える制度
・相続と遺言の基礎知識
・高齢者をめぐるトラブル
・高齢者に対するカウンセリング
・高齢者の見送りに関する手続き

【参考】シニア福祉アドバイザー公式サイト
 

高齢者と関わる方たちに

シニア福祉アドバイザーは、福祉のお仕事をしている方だけでなく、高齢者と関わるすべての方におススメの資格ではないでしょうか。
福祉のお仕事をされている方は、介護力・福祉力を強化することができ、現在保有している資格にプラスして、ご利用者に総合的なサービスを行うことができるようになります。
複雑で分かりづらい申請や制度も学べるため、ご家族やご自身の対応に活かすことができるのも魅力だと思います。

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